塾を立ち上げる前からかかるのが経費。
「事業」をしている以上、お金の管理についてはしっかりと行っていきましょう。
そうしないと、ある日とんでもないことが起こるかもしれませんよ。
きちんと帳簿つけておけばいいんですよね?
確定申告がありますから、それだけではだめですよ
塾の支出について
事業をしている以上、どうしても費用がかかります。
これを経費といいますが、塾ではどのような支出があるかというと、おもなものは次のようなものです。
毎月かかる費用
大きいものから並べてみましょう。
- 家賃
- 光熱費
- コピー機などのリース代
- 通信費
- 用紙やインク代などの消耗品
以上。
地域にもよりますが、まあ20人くらい入る教室でしたら、20万もあればほぼ十分。
ただし、人を雇うと金額は大きく変わってきます。
例えばアルバイトを毎日1人雇ったとしましょう。
そうすると仮に時給を1000円とするとして、
1000円×4時間×20日=80000円
人件費って随分かかりますね(^^;
税金について
それから、毎月ではないのですが、税金もかかります。
個人塾にかかる税金としては
- 所得税
- 消費税
- 住民税
- 事業税
そのほか償却資産税もあったりするけど、まあこれは塾をやっていようといまいと関係なくあるので省略。
1については毎年確定申告をします。
2については課税売上が1,000万円を超えた事業者のみ、その2年後に消費税の確定申告をします。
僕も1000万?そんなに稼げないでしょ?と思っていましたが、あっという間ですよ。
毎月70万円の収入で夏期講習や冬期講習、教材費を合わせたらおそらくそのくらいいきますので。
3と4については所得税が決まってから自動的に決まります。
その他の費用
その他、毎月ではないけどかかる費用としては
- 広告宣伝費(チラシ・看板・HP維持費など)
- 教材購入代
特に広告宣伝費は1回につき10万円程度かかると思っていてもいいです。
塾の収入について
これは簡単。
- 授業料
- 教材販売
以上。
ですから学習塾にとって、いかに生徒を集めるか、ということがまず第一になってきます。
うさぎに起こった悲劇
僕も最初は自分で帳簿をつけていました。
といってもエクセルで打ち込むだけでしたが。
最初に青色申告を申し込んでいたので、確定申告は複式簿記。
訳が分からないまま、
「こんな感じかなー」
で申告してました。
何の数字かよくわからないまま何年か経ったある日、○○税務署から連絡が。
「納税のことでお話を聞きたいのですが。」
いわゆる税務調査です。
売上の確認、領収書のチェック、貯金通帳のチェック、次から次へとチェックされましたね。
で、発覚したのが帳簿の記載ミス。
売り上げに入れるべき項目を入れていなかったために過去5年間さかのぼり、200万円以上追徴課税がかかりました。
でも、それだけじゃないんですよ。
売り上げが低かったということは、住民税や健康保険料も低くなっていたため、その差額を払う羽目に…
もう地獄でした。
税務署って色々なデータを持っていて、各業種の売り上げを把握しているしているので、あまりにも申告が不自然だと、すぐにわかるそうです。
ですから、お金については慎重にしておかなければなりません。
お金の管理はプロに任せましょう
こんなこともあり、それ以降、お金の管理は税理士さんにお願いしています。
といっても、普段のお金の入金や支出についてはコチラでパソコンで打ち込んでおき、確定申告の時だけ、税理士さんに入ってもらって書類を作ってもらうだけです。
金額にして50000円ほど。
税理士さんが入っている会社は税務調査が入りにくい、という話も聞きますので、保険料みたいなもんです。
怖いですねー、税務調査
蛇に睨まれたうさぎでしたよ